「繭は難しく考えすぎなんだよ。もっと楽にしろよ、な?」 ポンっと頭を撫でゴローちゃんは笑う。 「……ありがとう、ごめんね。」 「あぁ、大丈夫。無理だけはすんなよ?」 「くすっ、ゴローちゃんらしいね。……何か今なら描ける気がする。」 手や身体がうずうずしてきた。描きたい。