『お前の絵、好き』





この言葉で私がどれだけ救われたか、彼は分かっていない。

上手いねすごいね、天才だね、沢山浴びせられた言葉はどうも私にしては全部同じ言葉になっていた。





『好き』真っ直ぐに言われた言葉は、私の中に何かが生まれたんだ。


小さく、確実に。