「好きなら何でも良いわよ?」


「……はい」



私は笑い心の中では迷いを感じる。

好き……


今の私には分からない
どんなものなのか



多分、先生は分かってる。私の気持ちを。




「さようなら、」


「さようなら…気をつけてね」



私は美術室を出た。