「描きたいときに、自分が納得するまで描きなさい」 ニコッと笑い先生は腰に手をあてマグカップに口をつけた。 綺麗だな。 心の底から思った。 「……自分は、汚い絵を描いてしまうと思うんです」 ピクッと眉が動いた 「その時は…私、どうしたらいいですかっ…」 泣きたくなる ゴローちゃんに会いたい。