悲しく笑う

繭と同じ表情なんだ



「じゃあ、また」


「また、ね」




少し嬉しそうに笑い
軽く手を振った

ゴローも軽く手を振り
長い階段を一つ一つ降りていく。



繭の気持ちを考えながら
自分は何が出来るか。