「―――…翔太、」


放課後の屋上はあまりにも空いている

夕焼けの雲があまりにも近くて、手が届きそうなぐらいにあまりにも綺麗だった。




「あ、こんばんわ…」


「……翔太、少しいいか??」


「今じゃなきゃダメなわけ?」