「描いてみなさい、今のアナタを。」


「……今の…私を?」


「そう、描いてみなさい。どんな絵だって、私はアナタを真っ直ぐに見るから」




ぎゅっと力強く、スカートを握った。

先生は安心したように
ふっと口元を緩めた




「…やります、描かせてください」