その間にセンコーは、この学校の説明などを話した。
すると計算されたかのようにチャイムが鳴った。
同時に俺も目覚まし時計が鳴ったように目を覚ました。
「じゃー今日のホームルームはおわり明日、明後日は土日だからお休みね。また月曜から頑張ろうね」
と相変わらずの笑顔で言った。
この日は登校初日で朝の集会だけ。
中途半端に金曜にしないで月曜にまとめてすればいいもの
俺は早々に学校を抜け出した。
小西悠、この話の主人公のつもりだ。
歳は17で今年で18になる。
好きなものはないが嫌いなものもとくにない。
でも甘いものは好きだ。
ハマってるものも特にないが、バンドをやっているくらいだ。
夢はあまり話さない事にしている。
だって仮面ライダーには、なれないから。
もし未来から猫型ロボットが来たなら言うかもな。
「さっさと進級させてくれ」って。
俺の事はゆっくりでいいから知ってくれればいい。
なぜ今の状況になったかは話しておくよ。
少し長くなるかもしれないが聞いてくれ。
戻す事2年前。
このご時世高校ぐらいはでとかないと言う話を聞きなんとか行ける高校を探した。家から近くてなお女子も多い。最高の条件だ。
さすがに大学までは考えてなかったので卒業までに何個か資格でも取れたらなんて思い商業科を受験した。
中学のツレ3人で受験し、倍率は全然低く2人だけ落ちると言う感じだった。
全く勉強が出来ないが形だけ受験勉強をした。
俺は自身に満ち溢れていた。
何故かって?
1つは2人しか落ちない事。
もう1つは俺のツレが受験しているから。
だけど何が起こるか解らないのが人生。
合格発表の時に事件が起きた。
まず落ちたのはツレの1人で池畑真こいつは俺の幼馴染みでいつも一緒にいる
あとの1人は全然知らない子だった。
順番に受験番号を確認していると何故か俺の番号も無かった。
落ちるのは2人のはずだが何か状況が変わったのか。
さすがにパニックだったな。
するともう1人のツレの剛が
「お前の番号あったぞ」
と余裕ぶった態度で俺に言った。
俺はすぐに
「どこに?」
と聞いた。
すると剛が指を指す。その方向は掲示板2枚ぶんくらい離れたところだ。
俺の番号はあった。
普通科に。
それは定員割れの普通科に回し合格だった。