「ぅん……


ここどこぉ?」



視界が少しクリアになった



「保健室だ」



まさか返事が来るとは思っても見なくて



あたしは飛び起きた


「先生!!



なんでここに?」




あたしはびっくりして言った



「そんなことより


なんでそんなにうなされてた?」




??



あたし



うなされてた?



確かによく見ると手や背中顔に汗をかいている





自分でも分からない




ただ



少し



懐かしいような



暖かいいような



切ないような



はっきりしない気持ちだ





「大丈夫ですよ



それより今何時ですか?」




カーテンから見える太陽は少し沈みかけている



「6時前」



そっか



ん?




「もう授業全部終わってる??」



「ああ」




まじショック



あの先輩たちまじで恨む



「失礼します



弥生は…




起きてます…



起きてるーー




もうヘーキ??


あたし心配で心配で」




いきなり現れた直



いきなり飛びついてきた




「全然へっちゃらだよーー



でも授業休んだのが…



大きい……」




明るく言ったはずなのに



直は機嫌が悪そうな顔をした