ただただ、時間が流れていく。



そのとき。




ガラッ




「どうした?何かあったか…って、優衣!?」




「は!?優衣!?」




教室のドアから誰かが入ってきた。




お袋は目線をドアにいる人物にむけ、目を見開いた。



「羅騎さん!!なっちゃん!!」



その瞬間、さっきまでの殺気は消え、また穏やかな空気に戻った。