俺と琴達は顔をしかめ、口を開こうとしたそのとき。



「あ゙ぁ゙?誰だ?」




低いドスのきいた声が、そんなに大きな声じゃなかったのに教室中にこだました。




もちろん、俺達じゃない。



「出てこいよ。」




優羽の目の前にいたお袋だ。




その場にいた奴等全員が顔をサーっと青くした。




あまりの殺気に琴達も身震いした。