『ああー友也くんのこと?』


友也よアホでわかるとは悲惨だな。


『友也くんがどうしたの?』


『あいつが食堂で俺の体を触って来たんだ…。
あいつはホモ野郎だったんだ…。』



俺は落ち込んだように呟いた。




『う、嘘だよね…?』



『本当のことだ。あいつはそういうやつだったんだ。』


俺は下を向いたまま言った。


愛を騙すのはとても楽しい。
俺が言ったことを何でも真に受けるからだ。