…………は? 突然なにを言い出すんだ、空野くん。 いや、確かに「はっきり言え」って言ったのは私だけども…… 「緑さんと一緒に絵を描きたいんだ!!」 はっきりすぎる気がするのは私だけだろうか。 「あの……なぜに?」 「ここで話すのもなんなんで、詳しくは部室で話そっか!」 「えぇ、え、えええ」 きーちゃんを待ってるんだが……… でもそんな事を言う隙もないくらいの速さで 空野くんは私の左手を引っ張っていった。