とにかく私はコイツと関わりたくないのだ。

コイツの前だけでは、言葉遣いが変わってしまうほどに。



「どんな関係かはそのうち分かると思うぜ?」

「別にアンタなんかと関係持ちたくないけど」




ったく私は何をしに此処に来たのだろう・・・。


なんか空野くん達に、今更申し訳ない気持ちが出てきた。




「そういえば私って、もう美術部員だったりする・・・?」


「なに言ってるんですか、長谷川先輩!今日から部員は4名ですよ!」





それを聞いた赤池と私は二人でコソコソ会議開始。





「えぇ!?長谷川も部員なのかよっ」

「しっしし知らないよっ。なんか風の流れに身を任せたら・・・うん。」

「上手くやってけるのかよ。」

「まぁ変人・空野くんも居るしね。」



こんなボソボソ話してる私達こそ変人なのだが。





「なんか緑さんと智って・・・・・」



あら、噂をすれば。会話に入ってきた空野くん。




「二人って仲良いよね。


・・・・・・羨ましいなぁ。」