「一体、赤池先輩とどんな関係なんですかっ?」



私達の争いを見て、微笑みながら問いかけてくる紗羅ちゃん。

その笑顔は生クリーム並みに可愛くて、思わず写メりたくなった。



「ったく紗羅ちゃん。こんなトゲトゲ野郎は"赤池先輩"なんて呼ばれる価値ないのよ?」


「は、はぁ……。」


「思ったままに呼んで良いの。例えば、シスコン!とか、たらし!とか、チャラ男!とか……」



「……殴られたいのかな緑ちゃん?」


「いいえいいえ申し訳ありません見たまま口に出すとつい……つか、緑ちゃんとか気色悪いんですけど!」


「緑ちゃん緑ちゃん緑ちゃん緑ちゃ…」

「鼓膜やぶりてぇー」