――――――――……



ど、どうしよう。



私、長谷川緑。

美術部のドアとにらめっこしながら悩んでおります。




「やっぱり入るべきかな?でも、勘違いなんだし……」



うーーーーん。




……帰っちゃお。



そう決断し、後ろを振り向いた、その時だった。







ドンッ







あれ?視界が真っ暗…

私、誰かとぶつかっちゃった!?




「わっ」




見上げると





「緑さん……?」