ふへ?
気に入られてる?
この私が?
男子に?(地味男だけど)
「あははっ。冗談はやめてよね~」
「ったく……なんで、アンタって子はっ」
「空野くん、どっからどーみても緑に緩いよ。」
「二人は私のモテ無さを知ってないから言えるんだよー」
はい。そうなんです。
長谷川、生まれてから告白された事がないのである!
じゃじゃん。
「緑は自分の魅力に気付くべきだと思うよ?」
「魅力だらけのきーちゃんに言われても。」
う゛、二人ともなんなんだ、その冷たい目は。
「呆れるよ、このネガティバー!!」
「うわー、まさかの命名。きーちゃん、あだ名付けるの得意だね」
「まぁ確かにぃ~ウチみたいな美貌溢れるコの隣に毎日居たら、ネガティブにもなるわよね~」
……………………。
「じょ、じょジョークよ!ジョーク!ほら、その、ウチ、アメリカンだからっ??」
「玲羅さん、あなた完璧な日本人でしょ。」
「……ごもっともです。」