最近は毎日望月くんに会うようになった

その時間は私にとってとても大切な宝物だった

メアドを交換してからはメールのやりとりもするようになった

まだ電話はしたことがないけど、そのうちしてみたいな


私は昨日望月くんと別れた後に売店で買った苺ミルク味の飴を口の中に入れた

ころりと舌を使って動かす

ほんのりと甘く、濃厚な味が口の中に広がった


《~~♪》


奇麗なオルゴールの音と共に、携帯がヴーヴー、と振動した

画面を開くと、【望月くん】という文字

私は急いで受信メールを開いた


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✉受信メール[1/500]

from  望月くん
subject やっほー
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今何してる?
オレは飴舐めてるw
カフェオレ味*

美味しいよw
今度会うとき持って
行ってあげるね!!
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可愛らしいメールの内容に思わずくすりと笑った

すぐに返信メールを送ろうと思ったけれど、写真も付いているのに気づいてそのページを開いてみた


ピースサインをして笑う望月くん

舌をぺろりと出す姿が似合っていて、可愛いと思う

舌の上にはカフェオレ味だと思われる飴がころりと転がっている

自分より1つ年上の望月くんを可愛いと思うなんて変だな、なんて思いながら

私は今度こそ返信メールを送るために指を動かした