「ユゥ!」



『おっまえなんやねん!心配するやろ。どこにおるねん…』



「ユゥ!今すぐ駅前きて!殺されそうで怖いわ」



あたしはラブホテルを出て、走り続けた。



『わかったけど…またアイツか?もう会うなって言うたやんけ』



「死なれそうで怖いわ。とりあえずあたし走る」



『ええよ。走らんで。美和。後ろみてみぃ』



「は?」



あたしは立ち止まり、後ろを見ると、ユゥのエスティマがあった。



「なんでおるん…」



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