｢うるせんだよっ！黙ってヤられろや｣
｢いややぁぁぁっ！気持ち悪いわ！触らんといて！｣
ゴッ！
｢いっ…たぃ…｣
ほら、こうやってすぐに殴るから。されるがままにしかならないねんな。
ユゥ…助けてやぁ…｡
プルルルルルルルル
プルルルルルルルル
あたしはハッとすぐ自分の携帯を見た。
着信:白井夕日
ユゥ…！
｢ユゥ！助けてやぁ！今すぐ来て！ユゥ！ユゥ！｣
あたしは泣きながら、電話越しに叫んだ。あたしにはユゥしかおらんねん…！
｢ユゥって誰だよ…なぁ！！｣
途端、しげるはあたしの携帯を部屋の端に投げて、あたしの首をつかんだ。
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