「待てよ。俺も行くよ」

マンションを出たとこで涼が声をかけてきた

『ありがと♪…ってパスタは!?』

「グータラな奴らに任せてきた♪」

(早く帰んなきゃ)

うちは余計に足早になった

「歩くのはえ~って」

涼がうちの腕をつかみながら言った

『だって智也と綾がちゃんとするなんて思えないもん』

うちは少しすねた口調になっていた

(智也が来れば心配なかったのに…)

「カップラーメンでも買ってきますか♪」

涼は相変わらずのマイペース

うちまでのほほんとしてきちゃったし