―夏―


うちらは夏休みに入ってますます一緒に過ごすことが多くなった


『涼っちっていつも人いないけど1人暮らし?』

何となく気になってたから聞いてみた

「そうだよ。まぁ家賃も親だし学校近ぇしすげぇ楽だよ」

そこに智也が割り込んできた

「まなみと俺専用のラブホじゃん♪」

智也は涼に殴られながら笑ってた


ピンポーン

『きっと綾じゃん♪』

うちは勢いよくドアを開けた

「まっなみぃ~♪アイス買ってきたょ」

綾は何か妙に機嫌がいい

「やったぁ~♪」

智也がアホ面下げて真っ先にアイスに向かってく

うちは綾のテンションが気になった

いつもテンションは高いけど今日は何て言うのかハイだった