「ごめんな。俺智也の気持ち知ってたんだ」

涼がうちの方を向いている。でもうちは目を合わせることが出来なかった

「智也さぁマァのことも大事なんだとよ。だから言えないって」

『…』

「綾は智也に惚れてたじゃんか。それは知ってたら?」

『…うん』

「こないだ飲んだ時に綾に迫られてあいつヤっちゃったんだって」

もう我慢出来なかった

お酒も入ってたしうちは涼の前で泣き始めた

涼は何も言わないで頭を撫でてくれた


うちはその時今日綾がご機嫌だったのがわかった気がした