「勇太、いい加減抱きしめるのヤメロ」

「なんでですかー!?」

「なんでってオマエな…」

「紗雪ちゃん良い匂いするし、あったかいじゃないですかー♪」

「そりゃぁそうだけど…」

「ならもう少しこのままー」

田舎町の小さな住宅街。
人通りはほとんど無く、誰かに見られるって心配はない。
が、やはり恥ずかしい。