「紗雪…?」

「ぬぁ、ゅ勇太…」

勇太があたしのことを呼び捨てするのは、抱きしめるときかキ、キスするとき。
まぁ、スキンシップをするときかな?


「紗雪ちゃんの唇、冷たいー」

「だって雪降ってるし、さ、寒いし。」

「あ、紗雪ちゃん寒い?」

「あーうん。」

「じゃぁ、温めてあげましょー♪」

「なっ…」

「アハハー☆紗雪ちゃん顔赤い」

勇太は、あたしの手を握って自分のダウンコートのポッケに手繋いだままいれた。
手繋いでるから、自然に距離近くなるし…。
てか、恥ずかしいし…。