「うん…。紗雪ちゃん、俺と…」

「待った!!」

「え?」

「勇太、大好きです。あたしと付き合ってください。」

顔を赤らめて勇太を見上げる紗雪。

「ッ…。好き」

そんな紗雪が愛おしくて、愛おしくてたまらない勇太は力一杯紗雪を抱きしめた。


「あ、そうそう。あたしね、てっぺーと暮らすことになったからまた戻ってくる。」


「え、向こうの学校は?」

「友達はできたけど、あんまりあわん。勇太が近くにいないと笑えない」

「紗雪ちゃん…」

「てゆーことで、転校生谷川紗雪をよろしく♪」

「ハイっ!!!」