「……勇太バカ」 「なっ、紗雪ちゃんのほうがバカです!!」 「なんでだよ」 「俺と一緒に帰ってくれないからです。何があるんです?隠し事してますよね?」 『勇太にあげるチョコ作るために特訓』なんて恥ずかしくて言えない 「…、と、とにかく明日のお楽しみだっ!あたしは帰る」 「紗雪ちゃん…」 顔を赤くして、勇太を見て走っていった紗雪。 その顔がすごく可愛くて、愛おしくてしょうがないと思ってる勇太の気持ちをしる訳がない。