「涼子の情報網すごいよ!!」


涼子から聞いたことが、頭の中でぐるぐる回って、またいろんな彼を想像させてしまう。


都合良く解釈してる私がいて、

結局嫌いになるどころかもっと彼を美化してしまっていた。




神崎陸は、優しいからすっぱりフッたりできない。


彼女に辛い想いさせたくないから彼女は作らない。



そういうことにしよう。

きっとそうだ!


とにかく、第一関門突破!!


・・・神崎陸に彼女はいない!!



って…だめだって!


私は教育実習生なんだから。