誰に似たんだか、この熱い魂。



男に生まれてたら、どうなってただろう。

物心ついた頃から、自分の性格をよくわかってた。


何かを誰かに伝えたい、とか

誰かを助けたい…って気持ちは、大きくなるほどに深まっていた。




だから、私、教師になりたいんだ。




汚い大人ばっかりだって思ってる若者に、『違うよ』って言いたい。



濁った目をした大人にはなりたくない。


キラキラした瞳をもった高校生に、

ずっとそのキラキラを持ち続けて欲しい。



それを教えたい。



国語だって、数学だってなんでもいい。


ただ、みんなと関わって、一緒に悩んで苦しんで、何か力になりたいだけ。



授業では、教わらないことをいっぱい話したい。


だから、私は教師になりたいって思ったんだ。