何を悩んでも、後悔しても、結局私は陸が好き。


泣いたり、落ち込んだりしていても、やっぱりまだどこかで期待している私がいる。


実習が終わったら…陸との未来があるのかな。

それとも、実習の終わりと共に私の恋も終わるのかな。



なんだかんだ言っても、期待していたんだ。




でも、翌日の朝、

そんな淡い期待は一気に吹っ飛んでしまった。




挨拶をしながら、校門の前に立つ私の目に飛び込んできたのは…!




嬉しそうな顔をしたレナ。


いつもより、髪がくるくるしていて、スカートも短めだった。



その隣にいたのは…陸だった。