月曜日には、謹慎を終えた陸が登校する。 レナにも会わなくちゃいけないんだ。 このまま、気まずい状態でいる訳にもいかない。 好きな気持ちをどうすることもできない。 だから、実習が終わるまで心の奥にカギをかけて、 誰にも知られないようにしまっておこう。 レナには嘘をつくわけじゃない。 実習の終わりと共に消えるんだ、この恋は。 だから、言わないことを許して。