咲side


ピリリリリリ

「もう朝…………?」
そう思いながら重い体を起こす
結局…一睡もできなかったよ………
昨日、早川くんのお兄さんにされたキス。
なんであんなことしたのかな…
そんなことを思いながら制服に着替えリップをちょっとぬって
1階に下りてった。


「あら、咲ちゃんおはよ~♪」

「あ、おはよぅございます」
早川くんのお母さんが台所で朝ご飯を作ってる。

ガチャ
「ふあーー…はよ」
そう言って入ってきたのは早川くん。
ちょっとびっくりかも。
だって、昨日私避けちゃったし……
怒っててしゃべってくれなぃと思ってたし…
「おい? どぅした?」
早川くんにそう言われて我に帰った私。

「あ、うぅんっ」
そういった。
そこを早川くんのお母さんがニコニコ…いやニヤニヤしながら見て
「やっぱり二人は恋人同士ぃ? いいわね~…青春♪」

………え??
こ、恋人同士!?!?
隣の早川くんを見ると……ってえ?
顔真っ赤…………っ

「母ちゃん、何言ってんだよ////////」

「あらぁ、照れちゃってぇっ…♪」
ん??
あそこに誰か……え?
見間違い???
今、早川くんのお兄さんがこっちを切なそうに見てたような…
なんでだろ…………