■例の症状
その日の帰り
いつものように和之と帰ろうと昇降口に向かう
『あ、洋!』
その途中に偶然、奈穂と理香に会った
『今から洋とご飯食べにいくけど理香ちゃん達も行く?』
『行くー!』
理香は笑顔で即答
『…奈穂… どっか悪い?』
俺は朝より顔色の悪い奈穂が無性に気になった
『大丈夫… ちょっと気持ち悪いだけだから…』
力無く笑う奈穂
…気持ち悪いって…
大丈夫かよ…
【14歳で妊娠】
一瞬、和之の言葉が浮かんだ
そして駅前のハンバーガーショップ
店内にはハンバーガーのいい香りが…
『洋は何食べる?』
『和之と一緒でいいや』
『了解!』
何故か楽しそうにレジに向かう和之
理香もその後ろを着いていった
席に残された俺は、隣に座る奈穂に視線を移す
『マジで体調悪そうじゃん…』
すると真っ青な顔の奈穂が視界に入った
『そうかな…』
心配かけまいと笑顔を見せる奈穂
その様子が余計に心配になる
『…気持ち悪い以外に何か症状ある?』
『え?』
『…何もない…』
しばらくして和之達がハンバーガーを持って戻ってきた
『お待たせ!』
机に置かれたのは4人分の飲み物とハンバーガーが3つ…
『奈穂の分は?』
『あ、私は食べたくなくて…』
『…そうなの?』
『匂いとかも…ちょっと…』
申し訳なさそうに俯く奈穂
匂いってさー…
聞けば聞く程、あの症状に近い気になる
『悪い… 俺達、帰るわ…』
『え?』
俺は戸惑いを見せる奈穂の腕を掴み立ち上がる
『俺の分は和之が食べて 金は払うから…』
そして机にお金を置いて奈穂と共にお店を立ち去った
『相模と洋、何かあったの?』
『さぁ…?』
取り残された2人は顔を見合わせて首を傾げたがすぐにハンバーガーに視線を移した…らしい…
その日の帰り
いつものように和之と帰ろうと昇降口に向かう
『あ、洋!』
その途中に偶然、奈穂と理香に会った
『今から洋とご飯食べにいくけど理香ちゃん達も行く?』
『行くー!』
理香は笑顔で即答
『…奈穂… どっか悪い?』
俺は朝より顔色の悪い奈穂が無性に気になった
『大丈夫… ちょっと気持ち悪いだけだから…』
力無く笑う奈穂
…気持ち悪いって…
大丈夫かよ…
【14歳で妊娠】
一瞬、和之の言葉が浮かんだ
そして駅前のハンバーガーショップ
店内にはハンバーガーのいい香りが…
『洋は何食べる?』
『和之と一緒でいいや』
『了解!』
何故か楽しそうにレジに向かう和之
理香もその後ろを着いていった
席に残された俺は、隣に座る奈穂に視線を移す
『マジで体調悪そうじゃん…』
すると真っ青な顔の奈穂が視界に入った
『そうかな…』
心配かけまいと笑顔を見せる奈穂
その様子が余計に心配になる
『…気持ち悪い以外に何か症状ある?』
『え?』
『…何もない…』
しばらくして和之達がハンバーガーを持って戻ってきた
『お待たせ!』
机に置かれたのは4人分の飲み物とハンバーガーが3つ…
『奈穂の分は?』
『あ、私は食べたくなくて…』
『…そうなの?』
『匂いとかも…ちょっと…』
申し訳なさそうに俯く奈穂
匂いってさー…
聞けば聞く程、あの症状に近い気になる
『悪い… 俺達、帰るわ…』
『え?』
俺は戸惑いを見せる奈穂の腕を掴み立ち上がる
『俺の分は和之が食べて 金は払うから…』
そして机にお金を置いて奈穂と共にお店を立ち去った
『相模と洋、何かあったの?』
『さぁ…?』
取り残された2人は顔を見合わせて首を傾げたがすぐにハンバーガーに視線を移した…らしい…