「ふぁ〜〜〜。」
おっと、失礼。
皆さん、おはようございます。
朝ですね。
うん…朝ですねー。
私、低血圧な方で、朝は弱いんですよ〜…
すぐにでも帰りたい……。
…さてさて、愚痴?はこの辺で。
只今、通学路を歩いております
家が学校に近いもので…。
う〜ん…近いって良いねっ!!
ゆっくり登校できるし!!
もう、サイコー!!!
…ただ、アイツと同じ道を歩くという問題がある………
それさえ無ければ、ホントにサイコーなのにっ!!!
…それから、ボーッと歩いていると、少し後ろの方から、
『美佳!おはよー!!置いて行かないでよ!!!!』
…と言う声が聞こえた…
あぁ………最悪だ…………
今日の私の運勢、大凶…………。
−−−
『…なんだけど、美佳だったらどうする?!』
……はあぁぁぁーーー
…あの声の主は、案の定佳で、ずーっとアタシの横で質問ばかりしてくる…無駄な質問をね…。
ウザいんだけど!?
いい加減、黙ってくれないっ!?
さっきから、人を質問攻めにして、何がしたいの!?
30分も聞かされてるアタシの気持ちも、考えてよっ!!!
それに、『花はどうして咲くのか』とか、『美佳はなんでモテるのか』…とか、どうでもいい質問を何回も繰り返しに言わないでよ!!(2番目のやつは、なんかムカツクけども!!)
「佳、さっきから無駄な質問ばかりしないでよっ!!だいたい、アタシは30分も前から聞いてるってのに!!!」
”ふざけんな”という様な視線を送り、睨むと、今度は佳が言ってきた…。
神妙な顔をした佳。ようやく聞いたと思ったら…
『だ〜か〜ら〜!どう思う!?』
…コイツ、質問に答えるどころか、話完璧にスルーしてやがる!!
ふざけやがって!
絶対にシメル。
何が、『だ〜か〜ら〜!…』だよっ!?
ふざけんなっ!!!
ついに、怒りのバロメーターが最頂点に達しようとした時。
「けっ『美香ってさ…』
アタシの言葉を巡って、佳は珍しく真剣な顔をこっちに向けながら、静かに言った……
…否。
言わなかった……。