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「ハッハッ…ハッハッ……やっと…着いた……。この学校、広すぎ!!」


あれから、ダッシュを続けること約10分。


ようやく、校門に着くことができたのだ…


………でも、










『美佳、遅かった…ね…?』







麻紀は相当ご立腹のようだ………




顔が…顔が、悪魔になってる。黒いよ、黒いですよ!麻紀さん!!!



「ま、麻紀…ごめん……。本探すのに夢中になって、時間忘れてた…。本当に、ごめん…………。」


何だか、もの凄い罪悪感がアタシを襲って来て、アタシはブルーな気分…




『…なーんてね!!それはアンタが図書委員だから仕方ない事だし、別に怒って無いよ。』

…麻紀は、ニコッと笑うと、また夕空を眺め始めた……




麻紀、優しすぎっ!!!
どんだけいい子なのよ…


やっぱり私は、麻紀が大好きだわっ!!!!



「麻紀、ありがとっ!!」


アタシもニッコリ満面の笑顔で、麻紀にそう言った。


すると、麻紀もまた笑って、『どういたしまして!!』と返してくれた。



…やっぱり、麻紀大好きっ!!!!



…その後、アタシ達二人は、街で思う存分遊びまくった。


(もう、「これでもかっ!!」ていうくらいにね…!!!)






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