『じゃあその克くんにお願いがある。これ以上私に話しかけないで』
自分かってだということはわかってる。
でもこれ以上誰かと話してたらまた独りになるのがつらくなる。
2年前の繰り返しになるんじゃないかって怖くなる。
「何があったか知らねぇけど独りで抱えない方がいい」
たぶん私はすごく辛そうな顔をしていたんだと思う。
『ほっといてよ…』
今にも泣き出しそうだった。
誰かにこんな言葉かけられることさえ久しぶりだった私にとって気持ちをおさえることなんてもう出来なかった。
独りになることが怖い一方で今現在独りでいることが限界だったのかもしれない。