照大は休日も返上して、みんなが遊んでいる間も練習に行ってた。

それなのに。


「十六夜組の人って、もしかして桜嘉ちゃんの幼なじみでもあるの?」


痛いところに噛みつかれた。








真偽はハッキリしていない。

だから私にどうすることも出来ないし、知った所で…

「もしもし、照大。」

お母さんに電話した後、照大にかけてみた。

一応放課後だけど、弓道部の練習があるかもしれない。

『もしもし。』

「弓道の大会決まったの?」


私の言葉に笑う。