人の話を盗み聞きなんて、質が悪いとは分かっている。 でも、止められないのは人間の性の所為にする。 「そりゃあ会ったけど…オーカちゃんの友達にすっげー睨まれた。」 「良かったな。」 「お前って本当、」 ノックもせず、無断で襖を開けた。 混乱もしていたけど、何より怒が沸々と沸いている気もする。