照大の黒髪の短髪は、如何にも好青年らしく学校の女子を魅了しているらしい。 同じ女子の私にはその魅力がよく分からないけど…。 「静綺さん、何かあるんですか?」 「日直、だと思う。」 焼き鮭を口にいれる照大も急いでいて、弓道部の朝練に遅れそうなのだと分かる。 もう少し早めに起きれば良いと思うよ。 「落ち着いて食べてくださいね。」 東仲さんは注意した。