テーブルの上に広げられた和食を食べる。 聖は牛のようにゆっくりと食べ始めて、私が食べ終わる頃には半分くらいしか食べていなかった。 「お前、暇?」 「…え。今から?」 「僕が昨日のお前のことを聞いてどうするんだよ?」 言い方にかちーんときながら、私は答える。 「暇だけど。聖みたいに暇だけど!」 「煩い。」 聖と話していると暑くなっている自分が馬鹿らしくなる。