「…おはよ、聖。」


ちらりと、こちらを向いて「あぁ。」とだけ呟いた。

長めの銀髪に着物。

襟首が大きく開いていて、首には厳ついマリア様のネックレスが垂らされている。

ズルズルとだるそうに着物を引き摺って、定位置に座った。

「聖は今日何かするの?」

「オセロ。」

即答された。

でも、それって一人オセロなんじゃ…!