んー、なんなんだろうかこの気持ちは…

「じゃあ、その男の子に絆創膏のお礼あげなよ♪」

「お礼??」

「お礼するのは、当たり前でしょお~?だってえ(これがきっかけに、りんに初彼氏できるかもだしっ♪)」

「ん?」

「いやっ、なんでもない、とにかくあげなさいね~♪じゃっ私、委員会だから~」

玲奈は、ニヤニヤしながら去っていった

どうしよう…

お礼かあ



――――……

「さようなら~」

「ばいばぁい」

「またね~」




お礼か…

まだ、お礼の事で頭がいっぱいだった。

「原田」

「ファンッ??!!」

「プッ、なんなんだよっ!その声?!」

ドキッ

須藤君だ…

「さっきからボーッとしてどうしたんだ」

「あ」

そういえば…

「おっ、お礼を…」