「あ」
「なっ何!」
「あんた、今日良いことあったでしょ?」
ギクッ
なんでこの人は、自分の問題は分からないのに、こうゆう事は分かってしまうんだろうか
………なんて事は、口が裂けても言えない。
「まあ…ね」
「……まさか」
ゴクリッ
変な緊張感のせいで思わず、唾を一気に飲み込んでしまった。
「まさか…」
やっぱりばれてたか?!
「プリンのじゃんけんで勝ったんでしょ」
え。
確かに、今日プリンのじゃんけんで勝ったけど…
そっちじゃないってゆうか…
まあ、いっか
「人生楽しそうでいいなあっ、私なんてプリンを求めてじゃんけんする相手もいないんだからね」
…あたりめぇだろ、貴女何歳でちゅか。
うん、こんな事も口が裂けても言えない。