---委員会---


「りんー!!」

誰かに呼ばれた。
この子は幼馴染の藍沢美穂[アイザワミホ]
私と同じクラス。
美穂は可愛いくせして彼氏なんてもってのほか。
好きな人すら作らない。
絶対モテるのにな…

「美穂…これから部活?」

「うん、木曜なのに部活とかあり得ない!!」

そう、今日は委員会の日。
だから普通の部活はどこも休み。

でも吹奏楽部は違って大会が近いから木曜でも部活がある。

「仕方ないよ、うちも委員会だし!」

「委員会の方がまだマシー!!」

なんて話してると…

「美穂ちゃん!!部長呼んでる!!」

「あ、ごめん!!りん委員会頑張れ!!」

ぷっ、慌ててる。
こんな姿も美穂は可愛い。
本当羨ましいぐらい。

「あはは、部活頑張っておいでね?」

そういうと美穂は振り向いて優しく微笑んだ。

そんな美穂の後ろ姿を見ていたら…

「望月さん、委員会始めますよー」

あちゃー、先生に呼ばれちゃった。
こうゆーのってなんか恥ずかしい。

「あ、はい…」

私は小さく返事をして席についた。

…それにしても眠い。
私は睡魔と必死で闘っていた。

委員会は図書委員。
なった理由は…楽そうだったから??

そんな感じで今日の委員会も無事終了!!