やっと長い長い1日が終わった。
うん…なんてゆうか1日中、彩夏と美穂から質問されまくりだった。
疲れる…。

さて、早く部活に行かなきゃ!!

そう思って教室を出た瞬間。

『ドンッ』

「いったーーーー!」

思いっきり誰かにぶつかってしまった。

「ぷっ、ばーか」

しかも笑われたーーーー!?
そう思って上を見上げると…

「よお、そんな怒るなって?」

「健?ここ1年生の教室だよ??」

なんで居るのさ…?

「うん、分かってる♪ささっと帰ろ♥」

カエル??
いや違うね…。
帰るだって??

「一緒に?」

「そお、嫌なの!?」

全然嫌じゃないけど…
てかすっごく嬉しいけど…

「部活は…?」

「ん?サボり!!」

あー、なんてゆうか気分屋なんだろうねきっと。
一緒に帰りますか。

「いけない子だ!まあ、帰ろっか??」

「あ、松崎ばいばい」

松崎ってゆうのは私の担任。
今年この学校に来たばっかりに先生なのだ。

「槌田くんに望月さん?…その前に槌田くん先生つけなさい!!あと、望月さんは部活に…って聞いてるの!?」

先生がお説教モードに入ったから健がいきなり走り出した。
ちなみに今の私は健に右手を掴まれて引っ張られてる。

「ちょっ、健!?速いから、それに痛いよ…」

そう言うと健は、

「わり…大丈夫??」

そう言って顔を覗きこまれた。
どうやら私はこの行動に弱いよう。

『コクン』

て頷いてしたを向いた。

「照れちゃって~♪」

「なっ、照れてない!!」

「嘘つけ、ほら行くぞ?」

そう言うと健は私のスクバを持って階段を下りて行った。