あぁ、痛いな。
私、死ぬのかな?
まだまだ、やりたいことあるのにな。
まだあの人に会えてないのにな…
会いたいよ。


心の中で、そうかんがえた。


そして、目を閉じた。


目を閉じると、

貴方が居た。

『………きろ』

貴方がなにか言っている。

でも私には聞こえない。

「何?聞こえないよ?」


『……生きろ!』


「もう無理だよ。足が動かない。」

『大丈夫だよ。お前なら大丈夫だ。』

「無理だよ。助けて。」

『お前は、俺がいなくても大丈夫だよ。しっかり生きろ!』