『きゃっ!!』


あたしは、倒れると思った瞬間反射的に
小さな悲鳴をあげていた。


いったぁ...


スースー

リズムのよい寝息が、今耳元で聞こえる。


横を見ると...
佑の顔が真正面に...!


ドキッ−−−


あたしの心臓は口から出そうなくらい、暴れ始めた。


しかも、寝ながら抱きしめられた状態になっている。


甘い甘い香水の香りが鼻をかする。