そんなことを考えていると、目の前に先生の顔があった。
「ふわっ!?」
私の間の抜けた声が社会科準備室に響いた。
「どうかした?」
先生は笑いをこらえながら私に尋ねてくる。
「え…あ、いや…なんでもないです…あっ、やっぱ…」
私のしどろもどろな答えに先生は笑いを堪えきれなかったみたいで、お腹を抱えて笑い出した。
「そんなに笑わなくてもいいじゃないですか!!」
そう言いながらも私もつられて笑ってしまう。
だって、大人のはずの先生が子供みたいに笑い転げてとても可愛かったから…
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…