生徒会室に戻ると守李と取り合いをしていたソファーにげっそりとした顔で倒れた統葉の姿を見て、テルに容赦なく手伝わされた事がわかった。


その隣りのソファーで優雅に足を組み、雑誌を読んでいるテル。



「あ、レンレン仕事終わったよ」


「さんきゅ、助かった」



守李はソファーに疲れて倒れている統葉を睨むとプロレス技をかけていた。



「おら、おら…クソ葉、人の特等席でヘタレてんじゃねぇよ。さっさとそこから退け」


「めんどくせー…っ…って!?痛てぇっ!!クソッ!この野郎!!!」



バタバタと暴れる2人に構う事なく、テルと話す。



「指導はどうだった?」