「ちょ、蓮夜?俺も行くみたいな?」
「お前、副会長だろ。仕事しないつもりか?」
守李にニヤリと妖美な笑みを浮かべると首をブンブンと振って立ち上がった。
「さあ、黒川会長逝きましょうか」
「漢字違うような気がするけど……まあいい。さっさとカタつけるぞ」
守李と共に椎名司達のいる教室へと足を運んだ。
そして一歩、教室に足を踏み入れれば、睨み付けるたくさんの視線に噛み付く様に口々に罵声を浴びせてくる。
一つ思った…コイツ等マジ鬱陶しいし、キャンキャン吠える癖して群れねぇと行動できねぇ能無し。
そう思いながら、こいつ等どうしてやろうか、と考えていたが、あまりの煩さと嫌悪感に顔を顰めた。